「法人で光回線を契約したいけど、どこがいいのか分からない」
「法人で光回線を契約するときに見るべきポイントは?」
など、法人で光回線を契約するときには悩まれることが多いと思います。
個人利用であれば、価格の安さやキャッシュバックなどのお得さで決めてしまうことも多いと思いますが、法人の場合はまた違った視点からの基準が必要です。
この記事では法人で光回線を契約するときにチェックすべきポイントや選び方について解説します。
また、当社おすすめの光回線もご紹介します。ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
法人で光回線を導入する際にチェックするべきポイント
法人で光回線を利用する場合は個人利用とは違い、安さ以外に重視すべきポイントがあります。
以下7つのポイントについて、一つずつ解説していきます。
固定IPアドレスが付与されるか
IPアドレスとは、スマホやパソコンなど、それぞれの機器に割り当てられるいわば「インターネット上の住所」のようなものです。
このインターネット上の住所であるIPアドレスがないと、データの送受信をする際に送信元が分からないため、インターネットを使用するすべての機器に割り当てられています。
IPアドレスは通常、ネットを切断する、もしくは一定時間経過するたびに変わります。同じ機器からインターネットに繋いでいてもIPアドレスは可変していくのです。
そのIPアドレスが変わらないように、機器に固定しておくIPアドレスを「固定IPアドレス」と言います。
この固定IPアドレスがなぜ法人の光回線には必要なのか?それは、企業が社外へ公開しているサーバーでIPアドレスがコロコロ変わってしまっては、外部からのアクセスができなくなるからです。
つまり、Webサイトを持っていたり、ネット上で情報発信をおこなう法人の場合は固定IPアドレスは必須になります。
基本的に法人向けの光回線契約には付与されることが多いですが、念のため確認しておくようにしましょう。
法人向けに提供されているか
法人で使うんだから当然だと思われるかもしれませんが、個人向けの光回線を法人が利用することももちろん可能です。
ですが、法人向けに光回線を提供している場合、個人契約にはないメリットがあります。
例えば、個人向けの光回線を利用することで、回線が混雑する時間帯につながりにくくなるというデメリットも、法人向けに提供されている光回線であれば、個人の回線と混み合わずに提供してもらえるため通信速度が安定しやすいです。
また、サポートも法人専用の窓口がある方が、混み合いにくいのでおすすめです。万が一のトラブルにもすぐに対応してもらえるので、企業にとっては重要なポイントです。
法人名義の領収書が発行されるか
最近の光回線契約は基本的にクレジットカードが中心です。
法人の場合、経費申告のために領収書や請求書が必要ですよね。クレジットカート決済にしてしまうと、間に信販会社が入ってしまうため、光回線業者と自社で直接お金のやり取りができず、領収書が発行されません。
そのため法人名義で領収書が発行されるか、についても確認しておくと安心です。
VPNが使用できるか
VPNとは、仮想のプライベートネットワークのことです。
VPNにしておくことで、通信が暗号化され外部からの読み取りを防ぎ、安全に通信をおこなうことができます。
個人情報や機密情報を取り扱う企業にとっては、セキュリティリスクを軽減するためにVPNでの通信は必要になってくるでしょう。
対応地域の広さ
プロバイダによっては、対応地域が限定されている場合もあります。
自社の地域が対応地域であることはもちろんですが、なるべく全国に展開している光回線を選びましょう。
オフィスの移転や、支社を立ち上げるなど、法人の場合さまざまな理由で拠点が変わることがあります。
全国対応している光回線であれば、移転の手続きをするだけで使い続けることができます。
同時接続できる台数
会社の規模によって変わりますが、複数人で回線を使うことが多い法人では同時接続できる台数も確認しておくとよいでしょう。
小さなオフィスや数人の会社であれば10台程度同時接続できればいいかもしれませんが、大きなオフィスや大規模な会社であれば同時接続台数無制限の光回線を選んでおく方が安心です。
帯域保証、帯域優先されているか
帯域保証とは、最低限の通信速度を保証するサービスのことです。
帯域優先は、他の通信(ベストエフォート通信)と共通の帯域を利用するなかで優先制御技術を用いて、他の通信よりその帯域まで優先的に通信を可能とするものです。
情報化社会となり、データの送受信にも容量の大きなデータを使用する機会が増えてきている今では、安定したインターネット環境を確保するためにこのようなサービスが付帯されるようになっています。
安定した通信品質を確保するために、こういったサービスも付いているか確認しておきましょう。
IOT Naviおすすめ!法人向けの光回線
それでは、当社がおすすめする法人向けの光回線を3つご紹介します。
おすすめの法人向け光回線①:フレッツ光ネクスト(IPv6)
フレッツ光ネクストは、NTTが提供している光回線です。
NTTは法人向けの光回線を充実させているため、知っている方も多いのではないでしょうか。
フレッツ光ネクストは、個人向けの光回線ですが、実際に当社で契約しているほとんどの中小企業がこちらのフレッツ光ネクストを利用しています。
通常のフレッツ光ネクストではIPv4の接続方式ですが、IPv6の接続方式にすることで、法人でも問題なく利用できる性能となり、帯域優先サービスも付帯されます。
もちろん全国対応なのでオフィスや店舗を移転することになっても安心ですし、法人向けのサポートも充実しているため、当社のお客様にも多く選ばれています。
おすすめの法人向け光回線③:NURO Biz
NURO Bizはソニーグループが提供している光回線です。
月額料金20,735円~となっており、フレッツ光ネクストと比べると少し高額に感じますが、業界最速を誇る2Gbpsを誇っています。
フレッツ光や光コラボの回線を使用せず、NURO独自の回線で提供しているため、混雑しにくく通信品質も安定していることも大きな特徴でしょう。
また「NUROセキュリティ」「NUROクラウド」など、法人向けのサービスも充実しています。
自社に必要なサービスを組み合わせて、効率的に利用できるため、こちらも人気の光回線です。
ただし、対応エリアが「北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部」と限定されています。都市部ではもちろん、ほとんどのエリアに対応していますが、一部地域ではまだ行き届いていないエリアがあるようです。
おすすめの法人向け光回線②:フレッツ光ネクスト ビジネス
上記でご紹介したフレッツ光ネクストのビジネスタイプです。
フレッツ光ネクストと同じく、NTTが提供しているので、法人に人気の光回線です。
ビジネスタイプの月額料金は45,210円と少し高くなりますが、フレッツ光ネクストが同時接続台数10台なのに対して、ビジネスタイプは無制限で接続できるため、大規模なオフィスや店舗にはこちらのビジネスタイプがおすすめです。
安さだけで選ばず自社の環境に合った光回線を選択しよう
光回線は特にキャッシュバックなどのキャンペーンを打ち出していたり、安さに惹かれて契約してしまうと、失敗につながりやすいです。そのため、価格だけに捉われず自社の環境や使い勝手に合った光回線を導入することが重要です。
通信品質ももちろんですが、法人向けのサービスやサポートが充実しているかもしっかりと確認しておきましょう。
光回線は基本的に数年スパンで使っていくものなので、契約前にあらかじめチェックポイントを抑えておくことが大切です。
安さに惹かれてしまいがちですが、自社で優先すべきポイントを洗い出し、快適に使える光回線を選ぶようにしましょう。
まとめ
法人が光回線を選ぶ時のポイントと、当社のおすすめする光回線についてお伝えしました。
この記事でご紹介したポイントを押さえておけば、快適に利用できる光回線と契約できるはずです。
ですが、光回線は数年スパンで利用しますし、回線選びを失敗してしまうと業務に大きな支障が出ることもあるでしょう。
自社に合った光回線が分からない、どのプロバイダから契約すればいいのか分からないなど、お困りごとや心配ごとがあれば当社があなたのオフィスや店舗の通信環境を整えるお手伝いをさせていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。
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