業務用インターネット回線の失敗しない選び方!IT専門家おすすめ3選

オフィス 通信
IOT Naviの前田
こんにちは!全国のオフィスや店舗の業務をIT・IoTで安全快適にするお手伝いをしています、IOT Navi®の前田です。

 

今回は、

「新しいオフィスにインターネット回線を引きたい」
「今使っている業務用のインターネット回線が不安定だから見直したい」

そう思っていらっしゃる経営者の方に向けて、業務用インターネット回線の失敗しない選び方をお伝えしていきます!

 

「自社にぴったりの回線はどう選んだら良いのか?」

 

業務用のインターネット回線を扱う業者は世の中たくさんありますが、サービス内容の説明が専門用語に偏っており、比較サイトなどを読んでも適切に選べないことがよくあります。

 

分かりやすく値段の安いサービスで契約すれば、業務量に回線の性能が追いつかず通信速度が遅くなる可能性が。

大は小を兼ねるで高額のプランを契約しても、蓋を開けてみればムダだったということもよくある話です。

自社にぴったりの業務用インターネット回線を選ぶことは、実は意外と難しいのです。

 

 

そこでこの記事では、IT環境構築のコンサルティングをおこなう弊社の視点から、

  • 業務用インターネット回線と家庭用インターネット回線の違い
  • 自社にぴったりのインターネット回線を選ぶ方法
  • おすすめの業務用インターネット回線サービス

をお伝えしていきます。

 

快適な通信環境をオフィスや店舗に整えるために、この情報がお役に立てれば幸いです。

 

 

 

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業務用インターネット回線と家庭用インターネット回線の違い

業務用(法人用)のインターネット回線と、一般家庭用のインターネット回線ではどんな違いがあるのか?まずは基礎知識として、これを押さえておきましょう。

 

大きな違いとしては、次の2つが挙げられます。

  1. 業務用インターネット回線は固定IPアドレスが与えられるが、家庭用は与えられない場合が多い
  2. 業務用インターネット回線は領収書が発行されるが、家庭用は発行されないことが多い

 

少々難しい用語が出てきましたので、もっと詳しく説明していきますね。

 

業務用インターネット回線を契約すると与えられる「固定IPアドレス」とは?

IPアドレス

IPアドレスとは、インターネットに繋がる機器が持つ識別番号のことです。分かりやすくたとえると電話番号や住所のようなイメージです。

 

インターネット上では通信機器同士の情報のやりとりがおこなわれているわけですが、情報の送り手と受け手がはっきりしていないとデータの送受信が成り立ちません。

手紙を送りたいのに相手の住所が分からなければ送れないのと同じように、どの機器とどの機器が繋がるのかを明確にしなければ、インターネット上で情報のやりとりはできないのです。

 

そのために現実世界と同じく、通信機器に固有の番号を付けていきます。

これがIPアドレスです。

 

 

さて、業務用のインターネット回線では、このIPアドレスが固定化されます。

反対に、家庭用のインターネット回線では、IPアドレスがインターネットに接続するごとに変わる可能性があります。

 

業務用のインターネット回線でIPアドレスが固定化される理由は、

  • ホームページなど、外部にインターネットを使って情報を発信する際に便利だから
  • 本社と支社など、離れた地点同士のネットワークを作るときにセキュリティ性が高いから

の2点です。

 

 

例えば、企業や店舗のホームページを自前のサーバー(ホームページ情報などが格納されているコンピュータ)で運営する場合。

そのサーバーのIPアドレスが度々変わってしまっては、ホームページにアクセスしようとしているユーザーがたどり着くことができません。

 

IPアドレスを固定化すれば、その問題はなくなります。

 

 

そして、本社と支社など離れた地点同士で通信ネットワークを作る場合。

機密情報をやりとりすることになりますから、第三者に抜き取られないようにVPNという特殊なセキュリティ網で両者を繋げます。

このときにも、どの通信機器とどの通信機器が繋がるか?の情報が必要となり、それがIPアドレスなのです。

 

 

このように業務用インターネット回線では、法人や店舗の情報発信やセキュリティ面を考慮し、IPアドレスが固定化されて提供されます。

 

補足

家庭用インターネット回線では、固定IPアドレスが必要になる自前サーバーでのホームページ運営や、複数地点間でのネットワーク構築は想定されていません。

主に、インターネット上での情報の閲覧のみが想定されているため、IPアドレスは固定化されていないことが多いのです。

 

 

業務用インターネット回線では領収書が発行される

確定申告

業務用インターネット回線が家庭用インターネット回線と違うもうひとつのポイントは、税申告に必要な領収書が発行されることです。

 

オフィスや店舗用としてインターネット回線を導入するなら、その費用はもちろん経費となります。

特に法人が税金の申告をする場合は経費の領収書の有無が重要になりますから、きちんとした様式の領収書が発行される業務用インターネット回線であれば安心です。

 


 

業務用インターネット回線と家庭用インターネット回線の違いは、上記のようにIPアドレスが固定化されるかどうか?や領収書が発行されるかどうか?という点です。

 

お気づきの方もいるかもしれませんが、インターネット回線で最も重要視される通信速度や安定性については、実は業務用も家庭用も特に違いはありません。

 

どちらも1本の回線を複数の契約者でシェアして使う仕組みですので、業務用インターネット回線でも、複数の契約者が集中してデータのやりとりをおこなう時間帯であれば、速度低下が起こる可能性があります。

もちろん、そもそも業務で扱うデータ通信量をまかなえない格安プランを選んでしまえば、常に低速のネット環境に悩まされることになります。

 

通信速度が遅くなれば、その分業務が滞ってしまうのは目に見えていますね。

 

 

つまり、最適な業務用インターネット回線を選ぶポイントは

  • いかに自社の通信量に合ったプランを選ぶか?
  • いかに回線の渋滞を避けるか?

を突き詰めていくということになります。

 

自社にぴったりの業務用インターネット回線を選ぶには

オフィス インターネット

速度低下に悩まされず、常に快適なインターネット環境をオフィスや店舗に導入するなら、

  • どんな業務で
  • どのくらいの数の通信端末を
  • どのくらいの時間(時間帯も含め)インターネットに繋ぐのか?

を明確にし、それに合わせた回線業者とプランを選んでいきます。

 

回線業者によっては通信が混み合い速度が低下する時間帯がありますから、それを避けるために複数の回線を引き込んでリスク分散するのもひとつの方法です。

 

 

特に通信機器の接続台数が多い場合や、回線にトラブルがあると業務に大きな支障が出る場合は、通信量と回線業者の事情(混み合う時間帯)を考慮しながら慎重に選んでいくことになります。

 

回線工事が終わった後に「やっぱり他の回線に変更したい・・・」となってしまっては、費用面やビジネスの進捗に悪影響が出るからです。

 

 

このように業務用インターネット回線の引き込みには、「この回線業者のこのプランがおすすめ!」とは一概に言えない部分があります。いろいろな条件を照らし合わせながら判断できる通信に強い人材が必要です。

 

もしもあなたのオフィスや店舗に通信専門のスタッフがいないのであれば、外部のITコンサルタントなどと協力して回線を選んでいくと良いでしょう。

 

 

 

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IT専門家が薦める業務用インターネット回線3選

企業 通信

弊社が法人からインターネット回線について相談を受けた場合は、主にNTTの回線をおすすめしています。

その理由は、法人向けインターネット回線の90%以上のシェアをNTTが占めており、ほとんどの通信機器の規格がNTTに合わせて作られているからです。

 

シェアが大きいということは、サービスの種類やサポートが充実しており、対応しているインターネット接続業者(=プロバイダ、回線業者とは別で契約します)も多いということです。

業務量にぴったりのプランを選べ、トラブルが起きる確率も少ないことから、ビジネス用として使うにはNTT回線が安心です。

 

 

それではここからは、業務用として使える回線3つをご紹介します。

 

 

1.NTTフレッツ光(小規模店舗、事業所向け)

高速でデータ通信ができる光回線として有名なNTTフレッツ光には、通信機器の接続数が少ない小規模店舗や事業所向けの回線プランがあります。

 

オンラインソフトのダウンロードやHD動画の視聴、ビデオチャットなど、大容量のデータのやりとりにも対応できる通信速度(最大1Gbps)を備えているため、快適なインターネット環境の導入が可能です。

 

ランニングコストは月5000円程度~になります。

 

 

IOT Naviの前田
データのやりとりが集中する時間帯には通信速度が低下することもあります。

速度低下によるビジネスの影響が心配な場合は、IT専門家と共に打開策を練りましょう。

 

>>フレッツ光東日本

>>フレッツ光西日本

 

 

2.フレッツ光ネクスト ビジネスタイプ(通信機器10台以上の企業向け)

オフィスや店舗内で使用する通信機器が多くなればなるほど、一度にやりとりするデータ通信量が増えます。よって、その通信量に耐えうる回線が必要です。

 

通信機器の数が10台を超える場合は、フレッツ光ネクストビジネスタイプを選ぶ方がインターネット環境が安定します。

通信速度はフレッツ光と同じく、最大で1Gbpsです。(ソフトのダウンロードや動画など大容量のデータのやりとりがストレスなくできる速度)

 

フレッツ光ネクストビジネスタイプのランニングコストは、月40000円程度になります。

 

 

IOT Naviの前田
データのやりとりが集中する時間帯には通信速度が低下することもあります。また、オフィスで使用する通信機器(パソコンなど)のスペックが不十分な場合も同様です。

速度低下によるビジネスの影響が心配な場合は、IT専門家と共に打開策を練りましょう。

 

>>フレッツ光ネクストビジネスタイプ(東日本)

>>フレッツ光ネクストビジネスタイプ(西日本)

 

 

3.NURO biz(ニューロビズ)

NURO bizは、ソネットビジネスアソシエイツ(SONYのグループ会社)が提供するインターネット回線サービスです。NTT光回線の未使用分を使っているのが特徴です。

 

先に紹介したフレッツ光ネクストビジネスタイプ以上の通信速度を誇りながらも、半額以下の料金で導入できます。

そのため、オフィスや店舗の通信機器が対応していればNURO bizをおすすめすることもあります。

 

小規模店舗向けのプランから大人数のオフィス向けのプランまで用意されており、導入企業も続々と増えている回線です。

 

ランニングコストは月19000円程度~です。

 

 

IOT Naviの前田
データのやりとりが集中する時間帯には通信速度が低下することもあります。

また、オフィスで使用する通信機器(パソコンなど)のスペックが不十分な場合も同様です。

速度低下によるビジネスの影響が心配な場合、自社の通信機器がNURO bizに対応しているか分からない場合は、IT専門家と共に打開策を練りましょう。

 

>>NURO biz

 

 

まとめ

オフィス パソコン作業

ビジネスの作業効率を左右する業務用のインターネット回線を適切に選ぶには、

  • オフィスや店舗内で使う通信機器の数
  • 通信機器がやりとりするデータ量
  • 主に通信機器を使う時間帯
  • 提供される回線の混雑状況

など、さまざまな視点で検討する必要があります。

 

「なんとなくこのプランが合っているような気がする」というあいまいな判断基準ではなく、自社の通信の使用状況をしっかりと見える化し、過不足ない回線を契約しましょう。

 

そうすることで、長期的に快適なインターネット環境を使うことができ、生産性や従業員の精神衛生に良い効果をもたらしてくれます。

 

 

IOT Naviの前田
毎日欠かさず使うインターネット回線ですから、「途切れない」「遅くてイライラしない」「適切なコストパフォーマンス」の3つを考慮して選んでいきましょう!

もしもどの回線のどのプランがいいのか分からない場合は、お気軽に弊社までご相談ください!

 


 

 

こんなお悩みにピンと来たら、生産性を上げるチャンスです。

 

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